核兵器でミサイルなおすすめアニメランキング 3

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67.4 1 核兵器でミサイルなアニメランキング1位
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (375)
1450人が棚に入れました
飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。突然の事態に彼らは混乱― ― することもなく( ! ? )電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人たちのために悪徳貴族と戦争したり、やりたい放題! ?そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!

声優・キャラクター
小林裕介、桑原由気、日高里菜、日岡なつみ、金元寿子、金子彩花、石上静香、間島淳司

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

気楽にいこう この世界を壊してしまわないようにね

この作品の原作は未読ですが、3つの理由から視聴の楽しみな作品でした。

理由の1つ目は、著者が「落第騎士の英雄譚」を執筆された海空りく先生だったということ…
「落第騎士の英雄譚」は2015年の秋アニメで放送された作品です。
当時の私の評価は秋アニメBEST10の第3位…
「僕の最弱(さいきょう)を以て貴方の最強を打ち破るっ」って主人公格好良すぎでしたし、ヒロインとの一途な関係も好印象だった作品です。

理由の2つ目は、アニメーション制作がproject No.9で、しかも「りゅうおうのおしごと!」のメインスタッフが再結集して制作された作品だということ。
「りゅうおうのおしごと!」も私の愛する作品の一つで、「お気に入りの棚」序列50位の作品なんです。
期待値だってうなぎ登りですよ。

そして理由の3つ目は、起用されている声優さん…
ちゃんりな、ひーちゃん、石上さん、日岡さん、桑原さんに小林裕介さんという面子を見たら、もう視聴欲求を止められる筈がありません。

期待値MAXで視聴に臨みました。


飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。
彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。
突然の事態に彼らは混乱--することもなく(!?)
電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで
大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人のために
悪徳貴族と戦争したりやりたい放題!?

そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、
それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!

これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、
オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう、本作品は露骨なまでのチート高校生7人が異世界で大暴れする物語なんです。
でも流石、海空りく先生の作品だと思ったことが一つあります。
極めて重要なことだと思うのですが、チートに嫌味が感じられないんです。

それは「落第騎士の英雄譚」でも同様のことを感じました。
最弱な主人公と言いながら、満身創痍になっても歩みを止めず唯一絶対条件だった勝利を掴み取る…
ホント格好良かったと今でも思っています。

その時と同じような雰囲気を今回の7人に感じました。
だから、今回の7人も掛け値なしで格好良いです。
確かに、設定に救われている面も多分にあると思います。

日々の暮らしに苦しんでいる人たちを放っておけず悪徳政治家や独裁国家と対峙し、しかも人民による人民のための理想的な国家建国を目指すのですから大したもんです。
そこに不思議な力を持つ容姿端麗なリルルや、騎士ジャンヌといったキャラが加わり、物語としての厚みも増していくんです。

だから、ただ7人のチートを眺めていれば良い…と言う作品ではなく、登場人物の言動や仕草に手に汗握りながら前のめりで視聴できる面白さを持つ作品だと思います。

そして本作品で難しいのはどのヒロインを推して視聴するか…だと思います。
普通ならちゃんりな演じる大星林檎や、ひーちゃん演じる神崎桂音で決まりだと思います。
やっぱり演じる声優さんによって、キャラへの熱に入れ具合も変わりますので…
でも、今回の問題はそんな生易しレベルではありません。
正直、本作品では推しの一人を決められない、というより絞り込めませんでした。

私にとってたくさんの推しが出てきたこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、DIALOGUE+さんの「はじめてのかくめい!」
エンディングテーマは、鬼頭明里さんの「dear my distance」
どちらも通勤中にヘビロテで聴く一曲になっています。

1クール全12話の物語でした。
唯一やられた…と思ったのはラストのシーンです。
物語もこれから新たな展開を…というところで終わりますし、司にあんな意味深な態度をとられたら、まさか…と思うじゃないですか!
思い切りあちこち探しちゃいましたよ…
これは私以外にも勘違いした人いるんじゃないのかな…
でも、いつかそういう日が来るのを期待しています!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21

67.2 2 核兵器でミサイルなアニメランキング2位
沈黙の艦隊(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (31)
179人が棚に入れました
日本の近海で海難事故が発生した。千葉県犬吠埼沖で、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がソ連(現ロシア)の原子力潜水艦と衝突し沈没、「やまなみ」艦長の海江田四郎二等海佐以下全乗員76名の生存が絶望的という事故の報道は日本に衝撃を与える。しかし、海江田以下「やまなみ」乗員は生存していた。彼らは日米共謀により極秘に建造された原子力潜水艦「シーバット」のメンバーに選ばれ、事故は彼らを日本初の原潜に乗務させるための偽装工作であった。
アメリカ海軍所属となった日本初の原潜「シーバット」は、海江田の指揮のもと高知県足摺岬沖での試験航海に臨む。しかしその途中、海江田は突如艦内で全乗員と反乱を起こし音響魚雷で米海軍の監視から姿をくらまし逃亡。以降、海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を名乗る。さらに出港時「シーバット」は核弾頭を積載した可能性が高い事が発覚。
アメリカ合衆国大統領ベネットは海江田を危険な核テロリストとして抹殺を図る。海江田は天才的な操艦術と原潜の優れた性能、核兵器(の脅威)を武器に日本やアメリカやソ連、国際連合に対抗してゆくこととなる。

声優・キャラクター
津嘉山正種、大塚明夫、徳丸完、麦人、中博史、稲葉実、飛田展男、塩屋翼、中村大樹、緒方賢一、加藤治、田中康郎、阪脩、渡部猛、若本規夫、村山明、仲木隆司、上田敏也、筈見純、藤本譲、中田和宏、小村哲生、小林清志、大塚周夫、秋元羊介

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

20年前の作品なのに考えさせられるが,続編が…

20年前の作品,原作はそれよりも前の話なのに,今観てもとても考えさせられました。
むしろ,今だからこそ,考えさせられる作品だったと思います。
特に,政教分離のこと,日米安保のことは,今だから考えさせられました。

とにかく,続編を,今でも熱望します。
原作は読んでありますが。

ジパングもそうですが,あまり人気がなく,続編が作れないのですかね。
今からでも人気が出て,続編が出たら面白いですよね。
現在の世界情勢も踏まえて。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

70.7 3 核兵器でミサイルなアニメランキング3位
風が吹くとき(アニメ映画)

1987年7月25日
★★★★☆ 3.7 (24)
107人が棚に入れました
「スノーマン」のレイモンド・ブリッグスが、核戦争の恐ろしさを描いて話題になった絵本をアニメーション化した反核映画の1本。イギリスの片田舎に住む老夫婦は今や子供も独立し、年金生活を静かに送っていた。しかし世界情勢は深刻化する一方で、明日にも戦争が勃発しそうな状態だった。そのことを知った夫は政府が出した核戦争に対するパンフレットに従って核シェルターを準備し始めるが……。核の恐怖を衝撃的映像を使わずに描いた「テスタメント」と似た作りになっているが、こちらの登場人物は2人だけ。なおかつ放射能汚染に関してはまったく無知なため、核攻撃後に2人だけで日常生活を普通に送ろうとするが、次第に体がボロボロになって行く姿は見ている側が辛くなってしまうほど悲しい描写が続く。2人の会話に深い愛情が感じられる事も、より一層の悲惨さを生み出している。ラストの“紙袋"の描写は、涙なしには観られない衝撃作である。日本では大島渚監修により、森繁久哉、加藤治子の吹き替えによる日本語版が公開された。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今も何処かで

風が吹くとき

2010年の暮れ、深夜に放映していたのを観ていた。

のどかな田舎のお家の、おじいさんとおばあさんの、いつもの暮らしに、ニュースが響く。

あら大変、何だか現実味がありませんねえ、どうしましょう、お前それはあれだ、こうだろう。そうだろう。
なんだかんだいつもみたいな夫婦の会話が続いていって、いつもの家事や野良仕事を手伝うかのように、小さなお家の中で夫婦は工夫しあって、だけど。


翌年の春、震災で福島が今に続く状況に見舞われましたね。

原発事故が起こるまで、原発に関して無意識で無関心だった自分と、今も何処かで閉ざされているおじいさんとおばあさんの小さなお家とが、重ねて思い返される作品です。

私の住んでいる所は、ダムの水力で電気がまかなわれています。
いろいろあるんだろうけど、なんかうまいことエネルギーシフトしてくれないかなーと、呑気にアニメを観ながら期待するばかりです。
すみません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本作をサブスクでもユーチューブでも見られないのが恐ろしい。

 日本を取り巻く状況を考えると無料で公開されていい話だと思うのですが、探しましたが、アマプレ、Dアニ、ディズニー+はありませんでした。ユーチューブやニコニコ動画の違法動画ですら、日本語・英語で検索しても見つかりません。まず、この現状がまずいと思います。
 そこで、若干の動画、記憶と一部本の紹介などを見て思い出しながらレビューします。

 戦争の恐怖が無知な庶民の暮らしを浸食してゆく話としては「この世界の片隅に」があります。

 情報が入らない一般人の日常生活に忍び寄る戦争の影、貧困の中でも夫婦が戦争や核攻撃への備えをしつつ、不自由は有りながらも淡々と暮らして行く様子はそっくりです。
 おそらく同様の感想を持った人は多いのではないでしょうか。「この世界の片隅に」は当然本作の影響を受けていると思います。

 ただ「この世界…」は、市井の人間にとって価値観の基盤をお上が保障してくれる限り、生活がどんなに困窮の苦難は笑って耐えられる。むしろ、価値観のパラダイムシフトによって自分の今までの苦労を全て否定されることに絶望するような思想的な内容も含んでいました。

 一方で、本作は夫婦の日常に「風が吹き」その後、2人がどうなってゆくかを淡々と描いています。その様子は2人の歴史と静かな愛情が感じられます。無知だからこその善良性がわかります。それゆえ、いずれ来ると確信できる滅びの瞬間に胸が揺り動かされます。

 私が「この世界の片隅に」の秀逸性を認めながらも、名作として認定しないのは、夫婦の愛情の問題がいろんな要素を詰め込んだために相対化されてしまい、スズさん一人の問題に帰結してしまった結果、ちょっと思想的になりすぎたような気がしたからです。
 あるいは「女性の人生の記録」要素が色濃くなってしまったと言った方が正しいかもしれません。

 その一方で、本作は文学的な純粋性と核の脅威という含意が見事に両立しています。長い間視聴しなくても、戦争や核の映画を見るたびに思い出す強烈な印象がありました。

 かなり昔、若いうちに1度見た記憶があります。その時は夫婦の行動の滑稽さや無知に対してかなり冷笑的だったと思います。ただ、2回目見たときに、2人の善良さとか、歴史とか、愛情とかそういうものが感じられて、かつ、大衆の無知さの悲哀がしみじみと感じられて、非常に胸を売った記憶があります。
 この2人の夫婦は「積み木の家」の夫婦と重なります。が、あちらと違い、本作の夫婦に幸せを重ねることが出来ません。むしろ「地獄」というフレーズが思い浮かびます。

 そして、今、ネットやSNSで情報はあふれかえっていますが、本当に肝心な情報を知っているのか?2023年になった1月1日だからこそ、今日数時間後に核攻撃があるかもしれない現状を再認識したかったのですが、視聴できないとは…本作がどこでもいつでも見られないのが恐ろしいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5
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